共有土地上に2つの建物。その解決方法とは
こんにちは、管理部の山下です。
8月に入り、猛暑日が続いておりますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
こんな暑い中ですが、私は娘二人を連れて7月の3連休で東京ディズニーランドへ行ってきました♡
ずっと、上の娘には行きたい行きたいとお願いされていたので、ミッキーに会えたときには二人とも大喜び♡(^-^)♡
パレードの動画や写真を何度も何度も見返しては、余韻に浸っている娘たちです(^-^)
さて、7月の私の主な業務は・・・
- 任意売却で依頼を受けた戸建が全額返済で売却
- 共有持分解消(約1年弱かかった案件)
この2つの案件が無事、仲介と売却でお話がまとまりました!
今回は、共有持分の案件についての解決事例を書きたいと思います。
共有持分のご相談内容
最初は80代女性の代理で甥である50代男性からのご相談でした。
平成24年8月に亡くなった、子がいないお兄様の相続物件。
遺産分割をしようとした際には相続人が多数で話がまとまらず数年放置の状態。
しかも、その物件は、お兄様と元妻(H様)との共有持分でしたので、お兄様の遺産分割の話が解決したとしても、さらにH様との共有状態が続くという難易度の高い案件でした。
アースが買取したのち、分配金で解決
そこで、まずはアースが買い取ることとなり、提携の司法書士と連携。
それぞれの相続人と売買代金の分配の割合を調整して、相続を一人にして登記した後に、売買。
そして売買代金をそれぞれの相続人に分配するということで、一旦はご相談者側の案件は解決したのです。
共有持分を解消するためにおこなったこと
そしてここから、次の共有解消に向けて動き始めました。
共有者は元妻ということで、元親族でありながら他人であるアースに売却した、共有者たちに対して大変な不信感、そしてアースにも不信感という状態からのスタートです。
本物件は、土地が1000分の920が弊社、その上にアース所有の建物と共有者H様の建物が2つあり、その建物が一部では有りますがくっついている状態。
アース側の建物だけを解体し、土地を分筆しての売却も検討しましたが、解体の同意は得られませんでした。
そこで、弊社としては、ほぼアースの持分の土地上に建っている建物に対しての地代の請求等・・・
5通りほどの解決案を提示し、その中からそこにずっと定住したいというH様の思いを尊重して、お互いの希望の金額に当初は相当な相違は有りましたが、なんとかお互い歩み寄り、アースの持分をH様が買取るという形で解決する運びとなりました。
共有持分こそ早めの解決を
共有状態が続けば世代が代わるごとに共有者が増え、収拾不可能な状態になり、価値下がっていくのは目に見えています。
こういった状態を解消して、本来の土地建物の価値を上げる。
それは一つの社会貢献だと思っております。
このように、当事者同士では解決にいたらないであろう共有持分の解決事例・ご相談が増えております。
共有持分の活用方法や解決にお困りの方は、ぜひ一度アースまでご相談ください!