長期優良住宅化リフォームについて<前編> ~平成27年度 不動産情報コラム(19)~
みなさん、こんにちは瀬戸です
先日、父親から私と妹にそれぞれ包丁をプレゼントして貰いました
『有次(ありつぐ)』という京都錦市場にある老舗の刃物屋さんの包丁でして、
切れ味はそれはとても滑らかかつ鋭く、いわゆる一生モノの逸品です
父は自宅用として自分の名前を入れてある日買ってきたのですが、
あまりにその切れ味に感動して、今回私や妹にも1本ずつ名入れをして贈ってくれました
通常のサイズは正直あまりに切れ味良すぎて日常使うのにちょっと怖いくらい。。。
ということで、ペティナイフ位の少し小ぶりなサイズにしてもらいました
今って、便利なピーラーやスライサー等、主婦にとって頼もしい時短グッズが豊富にあり、私も時々活用しますが、
やはり日本人たるもの、こうした包丁で下ごしらえして、美味しいお料理を作れるようにもなりたいものです
さて
本年度(2015年)の不動産情報コラム
のお時間でございます
前回まで、中古住宅購入のための知識として、その①~④までにわたり、
耐震や構造、中古物件購入時の告知書や、フラット35などの融資に関して
ご紹介させていただきました
今回は、中古住宅のリフォームに焦点を当てて、
「長期優良住宅化リフォーム」
について
一緒に学んでまいりましょう
◆『長期優良住宅化リフォーム』とは・・・?
長期優良住宅化リフォーム推進事業というものが、平成25年度補正予算に盛り込まれ、
補正予算成立後に実施されました
インスペクション(建物の検査)、性能の向上のためのリフォームおよび適切なメンテナンスによる
住宅ストックの長寿命化を図る優良な取り組みに対し、国が事業の実施に必要な
費用の一部を支援することにより、既存住宅ストックの質向上、そして流通促進に向けた
市場環境の形成を図るものであります。
このことで、例えば以降、解体などによる廃棄物の排出を抑え、環境に配慮されるとともに、
また中古住宅購入者(=リフォーム実施者)側にとっても減税などの負担軽減になるなど、
より豊かで地球に配慮した優しい暮らしへ改善されることを目指しております
また長期にわたって、とは、長期的に良い状態を保つことができることはもちろん、
その後の維持管理・メンテナンスのし易さも考慮されていることを指します。
具体的には、建物や構造の耐震性・耐久性(劣化対策)維持管理・更新の容易性(可変性)・
バリアフリー性・省エネルギー性で、一定の基準・性能を満たす必要があり、
また居住環境や住戸面積も条件も条件に入ってまいります
◆『長期優良住宅化リフォーム』のメリットは・・・?
上記に挙げた基準・性能をクリアするようなリフォームを実施し、
取得した建物が「長期優良住宅」として審査・認定されると、
リフォーム費用の補助金、「フラット35S」の金利優遇、登録免許税や所得税、固定資産税などの
減税・減額、省エネ住宅ポイント取得・・・などの恩恵を受けることが出来ます
かなり多項目にわたって様々な優遇制度が設けられております
詳しくはぜひ下記のサイト等ご参考にしてみてくださいね
『住宅の補助金・減税・優遇制度オールガイド』・・・http://www.sumai-fun.com/money/60/
また、次は補助対象リフォームの工事例です
リフォーム補助の内容についても少しまとめた図解がありますので、ご紹介させていただきますね
ただし、この費用とは、特定性能向上工事に要する費用が過半である必要がありますよ
・・・以上が、『長期優良住宅化リフォーム』の概要となります
負担する費用の軽減等ももちろん施工側にとって嬉しいお話ですが、
何より住宅の性能向上によって、毎日の住まい・暮らしがより安心&安全なものに変わることも非常に重要です
いろんなサービス・商品がいろんな価格帯で流通する時代でも、
まだまだ劣悪な品質や手抜きのものも玉石混合の時代
購入者側もしっかりその「質」を見定めて、少しでも明るい将来の一歩にしたいですよね
それでは次回は、この「長期優良住宅化リフォーム」における、
インスペクション(建物の検査)結果の反映・性能評価について触れていきたいと思います
どうぞお楽しみにしてくださいね~