中古住宅購入のための知識 その④ ~平成27年度 不動産情報コラム(18)~
みなさん、こんにちは瀬戸です
ずいぶん涼しくなり、夜になるとたくさんの虫が鳴いていますね
こうして秋が深まってくると、私はやっぱり・・・「食の秋」でしょうか(笑)
(まぁ、年中通して食いしん坊ですが。)
ということで、冒頭はやっぱり「食」の小話より
先日知人と、『三く(さんく)』という、大阪の福島にある大行列のラーメン屋さんに行きました。
(左:白壺ラーメン。柚子の香りが爽やか!右:黒壺ラーメン。意外とスッキリ!平打ち麺です)
前から通りかかるたびに、人だかりがそこだけ一際凄すぎるので、
一度確かめたいがてら行ってみた次第です
まぁ何とも煮干しの濃厚な一杯でした
“ド魚系だし”というメニュー表にある文字通り、濃いっとても濃過ぎです
煮干しが大好きな人にはたまらないと思います。こだわり感じますし、人気の高さは納得です
でも、わたしはどちらかというと、豚骨や他のスープが好きなので、この濃さは当面大丈夫です(笑)
ではでは、話題も気持ちも切り替えまして
本年度(2015年)の不動産情報コラム
のお時間でございます
前回まで、中古住宅購入のための知識としてその①~その③まで、
耐震や構造、また中古物件に関する告知書についてお話してまいりました。
今回は、もう1話だけ、少し角度を変えて融資に関する内容に触れてみたいと思います
中古住宅を購入すると、リフォームを実施するケースも多いと思います
そこで、以前当コラムの中で「リフォームローン」の話も出ましたが、
それにまつわる融資制度、
「フラット35」
について簡単にご紹介したいと思います
◆「フラット35」って…?
「フラット35」は、民間金融機関と住宅金融支援機構が提携し提供する、全期間“固定金利”の住宅ローンです
新築住宅・中古住宅ともに融資を受けることが可能です
- 最長35年、ずっと固定金利なので安心
→融資金の受け取り時に、返済終了までの借入金利、返済額が確定するので、
長期にわたるライフプランを立てやすくなります
- 機構の技術基準で、住まいづくりを応援してもらえます
→住宅金融支援機構での技術基準が定められており、それに基づいた物件検査が実施されます。
また、省エネに優れた住宅や、高品質な住宅を取得する場合には、
金利を一定期間引き下げる「フラット35S」もあります
- 保証料0円、繰上返済手数料0円
→一般的に、住宅ローンの借入に必要となる保証料はかかりませんし、保証人も必要ありません
また、返済中に繰上返済や返済方法を変更する際も、手数料はかかりません
- 返済中も安心サポートを受けられます
→多様な返済方法変更のメニューが有り、お悩みや事情に合った返済方法などを相談できます
そして、万一に備えた、機構団体信用生命保険や、
3大疾病保障付機構団体信用生命保険の商品も揃えられております
以上の4点が、フラット35の主なメリットになります。
◆融資率の制度が拡充されました
従来、融資率(=物件の建設費や購入価格に対する、借入額の占める割合)が9割上限でしたが、
平成26年度2月24日以降に資金を受け取る方より、10割まで引き上げられました
※建築費・購入価格の上限は1億円(消費税込)で、借入額の上限は8,000万円までという設定が有ります。
ただ、借換え等の場合を除き、融資率が9割を超える場合は、
融資率が9割以下の場合と比較して金利が一定程度高めの設定になり、審査も慎重となります。
また、金利は取り扱う金融機関によって異なりますのでご注意くださいね
◆「フラット35」リフォームパック(リフォーム一体型)について
「フラット35」と、取引金融機関の提供するローン(「フラット35パッケージ」)を利用することにより、
中古住宅購入とリフォーム工事に必要となる資金を、一体の手続きで行うことが可能です
特にリフォーム工事の内容は限定されていないので、自由なリフォームができますよ
- 特長住宅購入価格+リフォーム費用の最大・全額をローン借入可能
→ただ、融資の実行は、リフォーム工事の完了後となるのでご注意くださいね
- 特長リフォーム後に基準を満たせば融資利用可能
→住宅購入後そのままでは「フラット35」を利用できない住宅についても、
リフォーム工事により機構の技術基準を満たせば融資を受けることができます
これは、「フラット35S」についても同様です
もちろん、上記のご紹介したローンについては、詳細の条件や注意事項がございます。
また、審査の結果によっては、ローン利用のご希望がかなわない場合もありますので、
詳しくは、下記HPサイトや、コールセンターにお問合せくださいね
『フラット35』サイト・・・http://www.flat35.com
『住宅金融支援機構 お客様コールセンター』・・・0120-0860-35
近年では、中古住宅購入を購入し、リフォームを行って、
お手軽に自分の理想とする住まいを手に入れるスタイルが多くなり、
それに伴い融資制度や税金制度も中古住宅に向けた商品・サービスが増えてきております
ぜひこういった知識・情報を深めながら、ご自身にとって良い選択のご参考になればと思います
不動産について、気になること・ご相談、いつでもお気軽にご相談を
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